臨床放射線生物学の基礎の紹介 [INTRODUCTION]

原著5版 (2023年4月発売)

好 評 販 売 中

臨床放射線生物学の基礎原著5版 日本語翻訳版

原著:Michael C. Joiner & Albert J. van der Kogel

監訳:安藤興一 髙橋昭久 中野隆史 古澤佳也

特定非営利活動法人 放射線医療国際協力機構

B5版 ハードカバー 上質紙 404ページ

定価:12,100円 (本体11,000円+税10%)

本書について

放射線生物学や放射線腫瘍学における、基礎から最新の報まで解りやすく、網羅的に解説されたベストセラーの改訂第5版の日本語翻訳版です。欧州放射線腫瘍学会 (the European Society for Therapeutic Radiology and Oncology:ESTRO) の教育プログラムテキスト、またイギリス王立放射線学者会 (the Royal College of Radiologists) においては放射線生物学試験のコアテキストに認定されるなど、高い評価を得ています。本書では全ての章が改訂及び更新され、新たに三つの章が追加されました。また日本語翻訳においては、全章にわたり訳語が統一され、より利用しやすいものになっております。

放射線生物学/

放射線治療分野

最高の

日本語テキスト

書     

東京医科歯科大学 歯科放射線診断・治療学分野 三浦雅彦先生

放射線生物学は、今日の放射線治療、癌および正常組織の放射線応答の生物学を理解するために欠かすことの出来ない学問分野であるが、この分野のテキストは数少ない。そのような中、本書は貴重な一冊と言える。

本原著は、1993年に初版がG. Gordon Steel博士により出版され、以降改訂3 版まで進み、2009年の第4 版から編者がMichael C. Joiner及びAlbert J. van der Kogel博士に代わり、さらに10年経過にともない2章追加され、第5版として大幅に(3割程)改訂された。 放射線治療にたずさわる医師、医学物理士、放射線生物学者、学生のためのヨーロッパ放射線腫瘍学会(the European Society for Therapeutic Radiology and Oncology:ESTRO)教育プログラムテキストとして用いられており、放射線生物学の基礎から、最新の治療法・腫瘍学までを含み、その内容には定評がある。群馬大学腫瘍放射線教室のメンバーにより、第4版から日本語翻訳がされ、その経験を活かし、各章にまたがり訳語を統一し、より利用しやすいものにした。

本書は全27章で構成され、放射線生物学と放射線治療、最新の腫瘍学が含まれている。まず、放射線照射によるDNA損傷、細胞死のメカニズム、その定量化の方法について論じら

れる(1~4章)。線量効果関係、LET、 RBEについて論じた

後に(5~6章)、放射線治療物理学が新たに加わり、腫瘍の反応、LQモデル、線量分割、線量率効果など、放射線治療の臨床を説明する要素が述べられる(7~14章)。各章は図表や写真、臓器や疾患別の具体例に富み、理解を助けている。以降の章では、幹細胞(15章)、正常組織の耐容(16章)、低酸素(17~18章)、化学放射線治療(19章)、分子標的(20~21章)、画像誘導放射線治療(22章)、正常組織(23~24章)、粒子線治療(25章)、体積効果(26章)、2次がん(27章)について、数多くの文献を引用して述べられている。いずれも放射線生物・放射線治療の重要なトピックである。これらは基礎的な放射線生物学にとどまらず、臨床現場で放射線治療法を選択する理論的基礎を与えてくれるという点で、極めて有意義である。

本書では放射線生物学に関わる実験や記述について、いずれも明快に訳されている。放射線生物学、放射線治療の分野で最高の日本語テキストの一冊であろう。既に第4版を購入された方にも内容が刷新されており、新たに若手医師や研究者、学生はいうに及ばず、ベテランの放射線科医や癌治療医の方々にも是非お勧めしたい。

目     

序文

  1章:序論:

    がん治療における放射線生物学と放射線療法の重要性

  2章:照射誘導損傷とDNA損傷応答

  3章;照射後の細胞死:いかに、いつそしてなぜ死ぬのか

  4章:細胞殺傷と細胞生存の定量化

  5章:放射線治療での線量効果関係

  6章:線エネルギー付与と生物学的効果比

  7章:放射線生物学者のための放射線治療物理学

  8章:腫瘍の増殖と放射線に対する反応

  9章:分割照射:線形ニ次アプローチ

10章;臨床実施における線形ニ次モデルの活用

11章:線量分割の変更

12章:放射線照射に対する正常組織反応における時間因子

13章:線量率効果

14章:正常組織副作用の発症

 

15章;放射線治療における幹細胞

16章:正常組織の耐容と線量不均一性の影響

17章:酸素効果と腫瘍低酸素への臨床的アプローチ

18章:腫瘍の微小環境と細胞の低酸素応答

19章:放射線療法と化学療法の併用

20章:分子標的剤による腫瘍反応の増強

21章:放射線治療の生物学的個別化

22章:分子イメージ誘導放射線治療

23章:正常組織の再治療耐性

24章:正常組織反応の生物学的反応修飾:基本原理と落とし穴

25章:ハドロン治療:臨床的側面

26章:組織応答モデル

27章:放射線治療後の二次がん

放射線生物学における用語

索引

原著4版改訂版 (2016年8月発売)

臨床放射線生物学の基礎原著4版 日本語翻訳版 改訂版

原著:M.Joiner & A.van der Koge

監訳:安藤興一 中野隆史 放射線医療国際協力機構

B5版 ハードカバー 上質紙 384ページ

定価:10,000円(消費税 別途)

絶賛発売中

放射線生物学/

放射線治療分野

最高の

日本語テキスト

本書について

放射線生物学や放射線腫瘍学における、基礎から最新の報まで解りやすく、網羅的に解説されたベストセラーの改訂第4版。欧州放射線腫瘍学会 (the European Society for Therapeutic Radiology and Oncology:ESTRO) の教育プログラムテキスト、またイギリス王立放射線学者会 (the Royal College of Radiologists) においては放射線生物学試験のコアテキストに認定されるなど、高い評価を得ています。本改訂版では翻訳文を改訂し、版サイズおよび紙質変更などを行い、初版よりも reder friendlyになっております。

原著4版初版 (2013年3月発売)

初版も販売中

在庫僅少

臨床放射線生物学の基礎原著4版 日本語翻訳版 初版

原著:M.Joiner & A.van der Koge

監訳:安藤興一 中野隆史 放射線医療国際協力機構

A4版 ソフトカバー コート紙 384ページ

定価:10,000円(消費税 別途)

目 次

はじめに

1~4章

5~6章

7~14章

15~17章

18章

19章

20章

21~23章

24章

25章

 (原著4版、原著4版改訂版共通)

 

: 放射線照射によるDNA損傷、細胞死のメカニズム

: 線量効果関係、LET、RBE

: 腫瘍の反応、LQモデル、線量分割、正常組織反応

: 低酸素

: 化学放射線治療

: 再照射

: 画像誘導放射線治療

: 分子標的

: 粒子線治療

: 2次がん

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